約3分で読めます執筆:Artcolor
100%では完璧、10%ではちらつく。揺らぎのないLEDテープライトの調光
全光では申し分ないLEDテープライトも、低い調光レベルでは揺らいだり、段階的に変化したり、カメラに縞が映ったりすることがあります。調光がシステム全体の問題である理由と、引き渡し前に試験する方法をご紹介します。

施工者がオンラインでよく共有している不満のひとつです。全光では申し分ないLEDテープライトが、夜のシーンに向けて調光を下げると、揺らいだり、段階的に変化したり、ちらついたりし始めます。目には見えないこともありますが、その場にあるスマートフォンのカメラには、どれも暗い縞が画面を流れるように映ります。
原因はテープライトだけではないことがよくあります。調光はシステムです。調光器または制御信号、ドライバー、テープライトは、あわせて選び、あわせて試験する必要があります。
問題の原因
- 互いに対応していない調光器とドライバー:位相制御の調光器、0/1–10 V、DALIは、それぞれ異なる種類の信号を送ります。信号に正しく対応していないドライバーは、全光では一見「動作」していても、低いレベルでは不安定になることがあります。
- 調光範囲の下限:多くのシステムは、100%から中間までは問題なく動作しますが、下限付近で不安定になったり、目に見えて段階的に変化したり、消灯したりします。
- 全光でしか試験しない:試運転調整で100%点灯しか確認しなければ、問題はオープン当日の夜に初めて現れます。
- カメラ:スマートフォンのカメラや動画には、目では気づかないちらつきが映ります。ゲストやブランドが空間を撮影するホテル、レストラン、店舗では、これが重要になります。
対策
- 調光器とドライバーを合わせる。位相制御、0/1–10 V、DALIには、それぞれ対応する機器が必要です。当社の技術ページでは、「DALI、0/1–10 V、位相制御には、対応するドライバーまたはインターフェースが必要です」と説明しています。
- 信号経路全体を、その空間で実際に使う最も低いシーンで試験する。100%で試験するのではありません。夜のシーンが10%で運用されるなら、承認すべきなのはそのレベルです。できれば目だけでなく、スマートフォンのカメラでも確認してください。
- 調光範囲とシーンを要件に書き込む。ゾーン、調光範囲、各シーンを記録します。それがドライバーとコントローラーを選ぶ際の明確な目標になり、試運転調整チームにとっての確認基準にもなります。
- 電気設計を適切に保つ。長いラインでの電圧降下や、コントローラーチャンネルの過負荷は、低いレベルでの安定性の妨げになります。電源電圧、総ワット数、コントローラー各チャンネルの電流は、選定した型番に合わせます。
要件のための簡単なチェックリスト
- 制御方式:位相制御、0/1–10 V、DALI(調色の場合はDT8)、DMXまたはSPI
- 各シーンで実際に使う最も低いレベル
- テープライトとあわせて確認した、ドライバーとコントローラーの型番
- 連結長と給電位置
- 低いレベルでの試験を誰が、どのように承認するか(目視とカメラ)
特に重要になる場所
ホテルのバー、レストラン、夜のロビー、保存のために照度を低く抑えたギャラリー、そしてシーン制御の照明があるあらゆる空間です。こうした場所は、ほとんどの時間を100%を大きく下回るレベルで過ごしています。
プロジェクトで調光対応のテープライトを指定する際は、制御方式とシーンをお知らせください。ご予定のコントローラーやドライバーに合わせたテープライト選びをお手伝いします。図面を添えてお問い合わせいただくこともできます。
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