約3分で読めます執筆:Artcolor
同じ3000K、違う白。2本のLEDテープライトの色が合わない理由
どちらのリールにも3000Kと書かれていても、並べると片方は緑がかり、もう片方はピンクがかって見えることがあります。ケルビン値だけでは足りない理由と、代わりに要件に書くべきことをご紹介します。

どちらも3000Kと表示された、2本のLEDテープライトのリール。同じギャラリーの壁に並べて設置すると、色が合いません。片方は緑寄り、もう片方はピンク寄りです。現場の誰かが間違えたわけではありません。ラベルは、そこに書かれている以上のことを約束していなかっただけです。
ライン照明で最もよくある不満のひとつですが、発注前に光色を正しく指定しておけば避けられます。
同じCCTでも違って見える理由
CCT(相関色温度)は、ある白が暖色と寒色のあいだのどこに位置するかを表します。数値はひとつだけで、わずかに異なる多くの白が同じ値を共有しています。2つの光源がどちらも「3000K」でも、一方は理想的な白の線よりわずかに上(緑寄り)に、もう一方はわずかに下(ピンクやマゼンタ寄り)に位置することがあります。
単独で見れば、どちらも電球色に見えます。淡い色の漆喰壁、石のカウンター、長いコーブといった連続した面に並べると、目が両者を直接比べます。違いが見えるのはそのときです。
光色を実際に決めるもの
白を特定するには、ケルビン値だけでなく、次の3つを取り決める必要があります。
- 色度座標:色温度だけでなく、色度図上での白の正確な位置。
- 許容する色のばらつき:テープライトがその目標からどこまでずれてよいか。通常はSDCMのステップ(マクアダム楕円)で表し、数値が小さいほど、LED同士がより近い色でなければなりません。参考製品のAS2835の仕様はSDCM <3です。
- LEDのビン:LEDは製造後、色ごとにビンに選別されます。同じビンのLEDで作ったテープライト同士は色が合いますが、隣り合うビンのものは合わないことがあります。
当社の技術ページでは、「目標の色温度、色度座標、許容する色のばらつきを定めます。LEDのビンを合わせ、実際の石材、木材、布地、または隣接する照明器具と見比べて、実物サンプルを承認します」と説明しています。
対策
- CCTだけでなく、色度とSDCMを指定する。図面に「3000K」とだけ書いても、光色は決まりません。目標値と許容差を書けば、光色が定まります。
- 実際の素材の横で、実物サンプルを承認する。白いカードの上では正しく見える白も、トラバーチンやウォルナットの上では違って見えることがあります。画面や印刷した色見本は、ここでは役に立ちません。
- 連続したラインは、ひとつのビンでそろえる。長いコーブや一列に並ぶショーケースは、ひとつのLEDビンで製作すべきです。そのビンを記録しておけば、追加発注や交換部分も後から色を合わせられます。
- 可能であれば、ライン全体を一度に発注する。目に見える1本のラインを複数回の発注に分けると、ビンを記録していても色合わせは難しくなります。
特に重要になる場所
色の不一致が最も目立つのは、光が大きく均一で淡い色の面に当たり、目が2つの部分を直接比べられる場所です。ギャラリーの壁、ホテルの廊下、店舗の棚、ジュエリーカウンター、連続したコーブなどです。こうした空間では、厳しい色の許容差を最初から指定しておく価値があります。
当社の取り組み
プロジェクトやOEMの案件では、光色の目標を現場で初めて確かめるのではなく、生産前に取り決めます。CCT、許容差、光が当たる素材をお知らせいただければ、承認用のサンプルをご用意します。まずは技術ページの光色のセクションをご覧いただくか、プロジェクトの内容をお送りください。
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