約3分で読めます執筆:Artcolor
LEDごとにマッピングしたのに、ブロック単位で動く。SPI LEDテープライトのピクセル長
モックアップではなめらかだったチェイスが、現場ではブロック単位で動き、色の順番も違ってしまうことがあります。1ピクセルが必ずしもLED1個ではない理由と、コンテンツを制作する前に確認すべきことをご紹介します。
モックアップでは、チェイスはなめらかに見えました。現場ではブロック単位で動き、色も違う順番で出ます。コンテンツはLED1個を1ピクセルとして作られていましたが、テープライトの配線はそうなっていなかったのです。
1ピクセルがLED1個とは限らない
アドレッサブルLEDテープライトでのピクセルとは、単独で制御できるテープライトの最小単位です。SPIテープライトでは、ひとつの制御ICがそのピクセルを駆動し、1つのICが複数のLEDを駆動することもあります。そのため、ピクセル長は型番によって異なります。LED1個の場合も、3個や6個のグループの場合も、テープライトの一定の長さの場合もあります。
コンテンツをLEDごとにマッピングしても、テープライトがたとえば1ピクセルあたりLED3個なら、アニメーションの1ステップごとに3個のブロックが動きます。ラインはブロック単位で動き、細かな表現を意図したデザインが粗く見えてしまいます。
当社の技術ページでは、「ピクセル長は型番ごとに異なり、1ピクセルがLED1個とは限りません」と説明しています。
そのほかによくある問題
- IC:SPIのICによって、データ形式は異なります。コントローラーは、テープライトに搭載されたICそのものに対応している必要があります。
- データとクロック:SPIテープライトには、データ線のみを使うものと、データとクロックを使うものがあります。配線とコントローラーの設定を一致させる必要があります。
- チャンネル順:コントローラーが赤・緑・青の順で送り、テープライトが緑・赤・青の順を想定していると、すべてが「動作」していても色は正しく出ません。
- ピクセル数:コントローラーの出力容量と、ラインあたりのピクセル数が見合っている必要があります。
対策
- 発注前に、ICの型番、データ/クロック構成、チャンネル順を確認する。SPIでは、ICの型番、データ/クロック構成、チャンネル順、コントローラーとの互換性を確認します。
- LEDピッチではなく、選んだ型番の実際のピクセル長に合わせてコンテンツを作る。
- 本施工の前、そしてコンテンツが完成する前に、実際のテープライトのサンプルを実際のコントローラーで動かす。
- 試運転調整の要件を記録する。ゾーン、ピクセル数、シーンの動作、給電位置、信号線の経路。リフレッシュ時の挙動、故障時の動作、交換時のアドレス設定は、実際のコントローラーとLED製品で確認します。
DMXの場合は異なる
DMX512システムでは、アドレス設定とピクセルあたりのチャンネル数を定めます。DMXデコーダーがDMX信号をテープライト用に変換するため、そのチャンネル数とアドレス設定もコンテンツと一致させる必要があります。
特に重要になる場所
ピクセルアニメーションを使うモールのアトリウム、ファサード、ホテルの演出照明、店舗のショーウィンドウなどです。コンテンツチームと照明チームが別々に作業する場所ではどこでも、両者をつなぐ文書となるのがピクセルマップです。
ピクセル演出をご計画でしたら、コントローラーとコンテンツの内容をお知らせください。テープライト、IC、コントローラーの組み合わせ選びをお手伝いします。
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