約3分で読めます執筆:Artcolor
仕様書ではDALI、現場では無反応。「DALIテープライト」が存在しない理由
器具表に「DALI LEDテープライト」と書かれていても、現場ではラインにアドレスを設定できません。テープライトのシステムでDALIが実際にどこにあるのか、そして代わりに何を指定すべきかをご紹介します。

照明器具表には「DALI LEDテープライト」と書かれています。現場では、夜のシーンが呼び出せず、ラインにアドレスを設定できません。試運転調整の技術者は、そもそも発注されていなかったDALI機器を探しています。
DALIは実際にどこにあるのか
LEDテープライトは負荷です。電力を受け取り、それを光に変えます。それ自体がDALI、0/1–10 V、その他の制御プロトコルで通信するわけではありません。
DALIシステムでDALIで通信するのは、テープライトに電力を供給するドライバーまたはインターフェースです。その機器がDALIアドレスを持ち、バスからの指令を受け取って、テープライトを調光します。適切な機器を選べば、テープライトはDALIでなめらかに調光できます。それがなければ、図面上のどのテープライトも反応しません。
当社の技術ページでは、「DALI、0/1–10 V、位相制御には、対応するドライバーまたはインターフェースが必要です。DALIで調色する場合は、適合するDT8(Tc)の制御装置を指定します。テープライト自体によって、システムがDALI認証を得るわけではありません」と説明しています。
混乱が起きる理由
- 器具表での略記:「DALIテープライト」は、「DALIドライバーにつないだ定電圧テープライト」よりも早く書けます。
- キットやセット販売:DALIドライバーとセットで販売されるテープライトは、あるカタログでは「DALIテープライト」、別のカタログでは単に「LEDテープライト」と呼ばれることがあります。
- 調色:DALIで色温度を調整するには、どのDALI調光器でもよいわけではなく、それに対応した機器(DT8 Tc)が必要です。
対策
- テープライトだけでなく、機器を指定する。器具表には、プロトコル、ドライバーまたはインターフェースの型番、デバイスタイプを記載してください。
- DALIで調色するなら、DT8(Tc)を明記する。そうしないと、ラインは調光できても色温度が変わらないことがあります。
- 電圧と負荷を合わせる。ドライバーの出力電圧と容量は、テープライトの型番と各ラインの総ワット数に適合している必要があります。
- アドレス設定と試運転調整を計画する。当社の技術ページでは、試運転調整の要件として記録すべき項目を挙げています。ゾーン、ピクセル数、調光範囲、シーンの動作、給電位置、信号線の経路です。
- 制御仕様表を誰が管理するかを決める。設計者、電気工事会社、システムインテグレーターのいずれか一者が管理し、実際に発注した機器と照合すべきです。
ほかのプロトコルも同じ
0/1–10 Vや位相制御の調光も、対応するドライバーが前提になります。DMXとSPIには、デコーダーとコントローラーが必要です。どの場合も、電源経路とあわせて、信号経路全体を指定してください。
制御付きのテープライトシステムの器具表を作成中でしたら、プロトコルとゾーンをお送りください。テープライトに合ったコントローラーとデコーダー選びをお手伝いします。
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